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楽譜とは何か?
楽譜とは、音楽を記録・伝達するために、音の高さや長さなどを五線上に音楽記号を用いて書き表したもののことです。
楽譜の目的は、音楽を記録・伝達し、他の演奏者と共有することにあります。
楽譜がなかった時代には、音楽は歌ったり演奏したりすることによってしか、他者と共有することがでできませんでした。
しかしながら、音楽を表すための共通の記号やルールが整備され、音楽は書くことによって記録し他者と共有できるようになったのです。
先人たちの試行錯誤の結果、現在の楽譜の形態は、「五線譜」の上に音符などの「音楽記号」を書くことで音楽を表現するようになりました。
楽譜にはさまざまな記号が登場しますが、まずおさえておきたい基本的な原則があります。
それは、楽譜の縦軸が「音の高さ」を、横軸が「時間経過」を表すということです。
これらの内容について、さらに詳しく見ていきましょう!
楽譜の構成要素は?「五線」と「音楽記号」について
楽譜は、先人たちの様々な試行錯誤を経て、現在の「五線譜」という形に落ち着きました。
以下の画像は、現代の五線譜という形式の楽譜の一例です。
見た目を確認したところで、楽譜がどのような要素で構成されているのかを確認しておきしょう。
楽譜を構成する要素には、大きく分けて「五線」と「音楽記号」の2つがあります。
五線とは
楽譜は、様々な記号を「五線」の上に書いたものです。
五線とは、以下のような5本の線が集まったものです。
五線のルールについては後で詳しくご紹介しますが、五線の縦軸は「音の高さ」を、横軸は「時間経過」を表します。
音楽記号とは
楽譜を構成するもう1つの要素として、「音楽記号」があります。
音楽記号には、たとえば「音部記号」や「音符」などがあります。
画像でも確認しておきましょう!
●ト音記号(音部記号の1つ)
●音符
音楽記号は、音の長さや強弱など、様々な種類の音の違いを表現するために用いられます。
——ここまでで、楽譜が「五線」と「音楽記号」の2つによって構成されることを確認してきました。
続いては、楽譜の最も基本的なルールについて詳しく見ていきましょう!
楽譜の最も基本的なルールとは?縦軸と横軸は何を表すのか?
音楽は、五線の上に音楽記号を書くことで楽譜になります。
そして、楽譜の根幹を成す五線には、ある2つのルールがあります。
それは、縦軸と横軸がそれぞれ何を表しているかということです。詳しく見ていきましょう。
五線の縦軸は「音の高さ」を表す
まず、五線の縦軸は「音の高さ」を表しています。
五線上では、上の方に書かれた音符ほど、高い音であることを表します。
逆に、下の方に書かれた音符ほど、低い音であることを表すのです。
五線と音の高さの関係をは、以下の図のように表すことができます。
五線の横軸は「時間経過」を表す
続いて、五線の横軸は「時間経過」を表します。
五線上では、左の方に書かれた音符(または休符)を先に演奏し、右の方に書かれた音符(または休符)を後で演奏します。
つまり、左から右へと時間が経過するということです。
五線と時間の関係は、以下の図のように表すことができます。
――最後に、このページのポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 楽譜とは、五線上に音楽記号を書き表すことで音楽を記録したり伝達したりするツールである。
- 楽譜の最も基本的なルールとして、縦軸は「音の高さ」を、楽譜の横軸は「時間経過」を表している。
――ところで、楽譜の読み方を理解するためには、音楽記号を学ぶより先に、楽譜に書き表される「音の種類」について理解を深めておく必要があります。